ちゃんとブログを更新しないと。
金子哲雄という流通ジャーナリストがいた。
彼は、テレビで売れっ子の最中、かっこよくこの世を去った。
僕の死に方。
彼が末期がんと宣告されてからの、この世への最後のメッセージ。
あとがきとして、妻の稚子さんが夫を看取るまでを書き綴っていた。
涙なくして読めない。ただ、彼が望むように、愛する人のそば、ゆっくりと息を引き取った。
がん、という病気は、嫌な反面、突然死ではなく、人間らしい死生観を、最期に教えてくれるのではないかと思う。
葬式は、一生に一度である。結婚式は、やろうと思えば、二回、三回できる。葬式は、嫌でも一回だ。金子さんは、その一回までも完璧にプロデュースし、最後まで仕事をして逝った。
彼のことは、テレビでしかしらないが、彼らしいのではないか。
ただ、闘病中は、本当に痛みとの戦いであったろう。自分の心が何度も折れかけただろう。
しかし、安らかに眠りについたと読んで、ただ、ただ、涙が溢れるばかりでした。
ちょうど、自分も今の生き方に悩みを抱えてた時に読んだ本だったので、心がスッキリと言うか、金子さんが教えてくれたような気がしています。
相手を楽しませることがしたい。金子さんの変わりに自分が出来れば、自分も金子さんに少しだけ近づけるかな。
ありがとう。
感謝。